第1章 トリップ

「ん？弘のこと、気になるのか？
大丈夫！弘はオレの嫁で悠真はオレの旦那様だから♡
オレの愛、受け取ってくれる？」
「誰が、嫁になるか！寝言は寝てから言え
何か困ってるみたいだな？大丈夫か？」
「よっ、霧崎のオカン！割烹着姿が目に浮かぶよ
今からでも遅くない！主婦になれ」
「この人のことは放置して何かあったのか？
辛そうに見えたんだが」
『いえ、大丈夫です！山崎さん
心遣いありがとうございます！
あの、原山さん縄に縛られてますけど大丈夫ですか？』

山崎さんの後ろの方で縄に縛られてる原山さんがいて縄をほどこうと歩み寄る
縄をほどいて目線を合わせるとあまりの至近距離に頬が赤くなっていくのがわかる
そんな俺をニヤニヤしながら見る今吉さん…怖いです！恐ろしいです！

「やば、オレの旦那が可愛すぎる♡美少年♡
せったん、どうしよ！可愛いのは罪だね」
「あぁ、だがそのせったん呼びはいつになったらやめるんだ？恥ずかしいんだが
よくもまぁ、こっ恥ずかしいセリフを堂々と言えるな」
「えー、可愛いからせったん呼びはやめないよ！あっ、みゃーじさんに！