第1章 トリップ
はーい!原ちゃんだよん♪
前髪切らないのかって?ふふ、君はおかしいこと言うね
俺の美形フェイスを隠すために決まってるよん♪
(原、美形フェイスだったのか?)
モブがなんか言ってるけど気にしない✩(いや、気にしろよ!あと俺はモブじゃない!)
っと、話がズレたね。あれは2ヶ月前のこと
誠凛と練習試合が終わったあとのことだった
「くっ、花宮!またわざとラフプレーしたな
いい加減ラフプレーで相手を傷つけるのはやめろ!」
「審判に見えないようにしてるから大丈夫だろ
って蓮!何、キラキラした目してるんだ!」
「えー?だってひゅーがのセリフかっこいいんだもん
オレは愛の抱擁で守るからね✩
あり?はなみゃー抱き心地いいね」
「丁寧にお断りするわ!誰が愛の抱擁されたいんだ
言ったそばから抱きつくな!離れろ」
花宮と蓮の会話にまた始まったという感じで見てた俺たち
会話が終わったのか手をブンブン振りながら此方に向かってくる蓮
恥ずかしいから手をブンブン振るのはやめろ!子供じゃないんだから
「やっほ✩いやー、はなみゃーの抱き心地はいいね
でも身長がね、縮め!はなみゃー」
「縮めないでしょ!どう考えても明らかに
おい、何してるんだ!瀬戸がプンプンしてるぞ」
よく見てみると蓮が瀬戸の額にある黒点を押してる
確かにピンポン押したくなるけどそれはダメだろ
瀬戸を助けようとした時、ハプニングは起きた
「だー!ピンポンしないでください」
「ツンデレ?ツンデレなの?せったん
せったんは可愛いなぁ♡」
「や、やめ…えっ?」
瀬戸が蓮から離れようとした瞬間、瀬戸が後ろに倒れそうになり瀬戸が思い切り目を瞑ってる
だが蓮が咄嗟に支えたため大事には至らなかったが驚きの場面を目の前にする
瀬戸と…蓮が…事故チューしてる、だと?
「なっ?瀬戸が…襲われてる?」
「いや、どう見ても事故チューでしょ
面白い展開になりましたねぇ、古橋さん!」
「ですね、原さん!
この古橋、インタビューしてきます!」
「か、カオス」
ノリノリな俺たちにモブザキと花宮が呆れた顔をしている
この時、誠凛の人たちはポカーンとしていて面白かったよ!