第17章 灰色の思い出
『良いお湯だった~』
お風呂から出て繋心と武田の部屋へ向かうと
『あっ大地!』
澤「今さっき部屋が無いって先生に聞いたんだけどな
相談の結果俺達と一緒の部屋になったんだけど......」
『分かったじゃあそこに荷物持っていくね~』
澤「Σえっ良いのか?!」
『うん大勢いた方が楽しいし
私なんかに手を出して来るようなバカは居ないでしょ?』
武「まあそうですね
1人でいるよりみんなと居る方が安全だと思いますよ!」
『武田先生、繋心おやすみなさい』
烏「おやすみ」
武「おやすみなさい」
荷物(大地が持ってくれた)と一緒にみんなが寝る部屋に入って行く
田「Σゆ結月さん!?」
縁「どうしたんですか大地さん?」
澤「結月もここで寝ることになったから」
全「「「「Σええぇーー!!?」」」」
澤「ええーと場所は...」
菅「Σハイ!結月隣おいで!?」
ポンポン自分の隣の布団を叩く孝支
澤「結月ここで良いか?」
『うん。朝ご飯作るのに早起きするから寧ろ廊下側が良い』
寝る場所も決まってもう一組布団を出してその上に座った
暫くすると1年組もお風呂から帰って来て
先程を同じように騒いでいた
......結月
だ れ?
迎えに来たよ
いやだ...こないで
結月は俺の物だ!!
違うっ!
邪魔をするなら全員殺してやる!?
止めて思い出したくないの
そいつらみたいにな!?アハハハハハッハハハハハッ
『Σ!?』
ああ...またあの夢だ
苦しい...息が吸えないよ...
菅「結月?」
『うっ!っく』
菅「Σ結月!?」
『こ、うし...いきが...』
菅「Σ過呼吸!落ち着いてほら大丈夫
ゆっくり息吸って 吐いて うん上手」
孝支は結月の口を手で塞ぎゆっくり息を吸うように促した
やがて呼吸も落ち着きを取り戻し穏やかな寝息が聞こえてきた
澤「スガ」
菅「大地?」
澤「大丈夫か結月?」
菅「最近夜中に過呼吸になる事があるみたいで心配してたんだ」
そうか...とだけ言うとまた2人は眠りについた