第13章 赤と緑のイルミネーション
▲▽▲▽▲▽岩泉side▲▽▲▽▲▽
広いな....それに何だこの甘ったるい匂いは
大きなフロアにたくさんの食べ物
ちょうどハジメの前に並んでいるのは甘いデザート類
今日は結月とクリスマスデートだ
と言っても及川のおまけ付きだがな
『おお!凄っいっぱいある!?』
「はしゃぐな転ぶぞ」
及「結月ちゃ~んこっちにローストチキンあるよ~🎵」
『ほんと?!食べる食べる♡』
ウキウキしながらお皿を持ち及川のもとへ向かう結月を見ながら席に腰を下ろした
たくっテーブルを確保しとかなきゃ
取ってきても食えねえだろうが
馬鹿かアイツは...いや、馬鹿だったな
『ハジメ~見て見て』
にこにこと嬉しそうに帰って来た結月の皿をみて苦笑いを浮かべた
「肉ばっかりだな」
ローストビーフ、ローストチキン、ペキンダック
肉肉肉と見事に肉だらけ
『美味しそうでしょう?
あっハジメ、あっちに揚げ出し豆腐あったよ!』
「そうか取ってくるわ
結月ここに座って食ってろ」
揚げ出し豆腐があると言われ足取り軽く皿を取り結月に言われた場所へ行く
おっここの揚げ出し豆腐旨そうだな
目当ての揚げ出し豆腐を取り
他の物も物色していてふと疑問に思った
俺結月に揚げ出し豆腐が好きって言ったか?
言ってねえよな?何で知ってんだ?
立ち止まって座って食べている結月を見た
及川が帰って来ていて結月の皿から
肉を取っている所だったのか頭を叩かれていた
及川にでも聞いたかと疑問を解消して適当に皿に食べ物を取り席に戻った
「おいクソ川人のもん取ってんじゃねえよ
お前はこれでも食ってろ」
及川の口にパンを詰め込んでやった
及川「ちょっと岩ちゃん何すんのさ!
ってこれ牛乳パンじゃん!どこにあったの?!」
「あ?俺に聞くな自分で探せ」
ブーブー言いながら皿を持ち歩いていった
『今度はケーキ取ってこよう🎵』
及川に続いて結月も席をたちデザートコーナーへ歩いていった