第2章 銀色
京治を巻き込んで光太郎とバレーを始めて6年の月日がたった
私と光太郎は12歳京治は11歳になっていた
同じほどだった背丈も大分差ができ2人の事を見上げるようになってきた
『2人とも大きくなったね』
木「結月は相変わらずちっせえなあ~」
『むぅ~これから大きくなるんです!』
赤「小さい結月ちゃん可愛いよ」
よしよしと頭を撫でられ顔を赤く染めると光太郎が横から結月を抱き寄せた
木「結月はやんねえぞ!?」
赤「何言ってるの?結月ちゃんは物じゃないし」
グイッと引っ張られ今度は京治の腕に包まれた
わわっ何いったいこれは!もしかして修羅場ってやつ!?
小学生にして女の取り合いってすごいなこいつ等・・・
にやつきながらこの状況を楽しんでいると
木「結月は俺のだ!!」
赤「違うオレの ね、結月ちゃん」
ニッコリ微笑んだかと思えばチュッと軽く口にキスを落としてきた
『ええっ!!』
なになになに!!いったい何が起きたの!?
ちょっと待て京治は11歳小学生ですよね?
最近の小学生はこんな事するんですか?!
赤「結月ちゃん、嫌だった?」
固まっている結月を見て心配になった京治は顔を覗き込んで来た
眉を下げシュンとした可愛い顔を見て思わず抱き着いた
『もう~京治可愛い大好き♡』
赤「オレも好き」
木「Σ離れろー!?
結月、俺は!?俺の事も好きか!?」
抱き合う2人を横で見ていた光太郎が叫びながら引き離し
肩を揺さぶってきた
『もちろん、光太郎の事も好きだよ』
木「そうだよな、じゃあ俺も」
ニカッと笑ったと思ったら頬を掴みキスをしてきた
『Σんんーっ!!』
びっくりして開いた隙間から滑り込んだ舌をねっとりと絡ませてきた
ホント何なんだこいつらは!
小学生だろう?何でディープキスなんて知ってんだよ!!