第11章 柑子色(こうじいろ)
今日は誠さんに誘われて烏野総合運動公園 球技場にやって来た
何でも誠さんが所属している烏野町内会チームの練習試合があるらしい
嶋「あっ来た来た‼️
こっちだよ結月ちゃん🎵」
『お待たせしました誠さん』
?「Σおまっ!女子高生に手ぇ出してんのか!?」
?「"誠さん"って、羨ましいぞ嶋田!?」
嶋「違う違う、アルバイトの結月ちゃんだ‼️
バレー好きだって言うんで誘ったの」
滝「嶋田んとこ辞めてうちに来なよ~
あっ俺は滝ノ上電器店の滝ノ上祐輔、ポジションはMBな」
嶋「嶋田マートの看板娘だからやらん⁉」
烏「俺は坂ノ下商店で店番してる烏養繋心Sだ」
内「俺は内沢英紀WSね!この中では俺が最年長の27歳!
実家は内沢クリーニング、宅配も可!!よろしくな
で、こいつは森行成MB!!」
他にもあと3人ほどいるようだが今日は来ていないらしい
うわぁー!!本物の烏養繋心で!!
金髪カチューシャで、左耳にピアス...うんヤンキーにしか見えないわ
『烏野高校2年の菅原結月17歳です
電化製品の知識無いので遠慮します
でも、坂ノ下商店だったらいってもいいかな?』
烏「おっ!良いのか?
んじゃ暇な時に何時でも来い」
嶋「結月ちゃぁーんうちは?!うち辞めちゃうの!!」
『辞めませんよ嶋田マート気に入ってますからね』
泣きつく誠さんに笑顔で答えていると
滝「そろそろ試合しないか?」
森「結月ちゃんは見学しててね」
『Σえっメンバーに入っちゃダメなんですか?!』
全「「「「はああ!!」」」」
『試合する気で気合入れてきたんですけど
オールラウンドなんでどこでもいいですよ?』
嶋「Σええ!バレー好きって"見る"じゃなくて
選手として"する"方だったの!!」
勿論参加する気でジャージに着替えてここまで来た
久しぶりにバレー出来るって張り切って来たのに参加できないってぐれるぞっ!!
烏「いくらなんでも男の中でしかも相手は成人男性だぞ?」
滝「そうそう!怪我するぞ!?」
嶋「ダメー!!見学しよう?ねっ結月ちゃん」
『折角できると思ったのに...
あ~あもうバイト辞めようかな~』
嶋「Σそれもダメー!!」
『じゃ参加していいですよね?』
にや~と微笑むと誠さんはしぶしぶ了承した