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ハイキュー<何色に染まる?>

第22章 何色に染まる?


白鳥沢のタイムアウト後
旭、牛島と両者どちらも守りに入る気が一切ないようなサーブを打ち
どちらも残念ながらアウトになった
一進一退の攻防が続き 20対19 烏野高校マッチポイント


今の烏野のローテは
セッターが後衛で前衛の攻撃が3枚
後ろには日向の超高速バックアタックを含めた攻撃が2枚
100%超攻撃型ローテだ
もしも攻撃のチャンスが掴めるのならば勝利も掴める
夕が不在でなおかつ大地は前衛
フロアディフェンスが最も手薄なローテ
全てはブロックにかかっている


『リード・ブロック...頑張ってね月島』


リード・ブロックは我慢と粘りのブロックであると同時に
最後に笑うブロックだ


月「ワン タッチ!」


烏「Σチャンスボオオォール!!!」


攻める以外の選択肢など無い!!


『イッケーッ日向!』


日向のマイナステンポのバックアタック!!!


天「Σ飛びつけ太一!!!」


川西がブロックに跳び弾いたが牛島が拾った
そのボールを白布のトスで牛島が強烈なスパイクを放った
日向が体を張って受け止め繋ぎ返した
白鳥沢スパイカーはまたしても牛島


月「(――来た)止めます」


3枚ブロックで今日初めてストレートを締めた
ひとセット丸々、或いはそれ以上かける"罠"だ
だが牛島は体勢を崩しながらも寸前でクロスへと変更した
影山が辛うじて受けるもボールは場外へと弾かれた


『Σ大地ーナイスッ!⁉』


落ちると思われたボールを大地が拾い旭がスパイクした
ブロックされ帰って来たボールを龍が拾った


「「「チャンスボール!⁉」」」


川「10番が来るぞ!!」


天「(⁉10番が飛びだしてこない⁉)」


日向は飛びださず自らテンポを遅らせた
マイナスからファーストへ そして――紛れる
フォロー皆無!!
ブロッカー3枚VSスパイカー5枚
ファーストテンポのシンクロ攻撃オール!!!


ピピーーーッ 21対19 試合終了
セットカウント3-2 勝者:烏野高校
春高宮城県代表は烏野高校に決まった


岩「...影山良い仕事しやがるな...
あと土壇場での嫌な返球な
さすがお前の弟子だわ」


及「弟子じゃねーし!!」


『ふふっねえ徹、帰ろう?』


及「Σい家に帰ろう⁉
子供なら及川さん認知...」


岩「Σ黙れクソ川⁉」


みんなお疲れ様


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