第22章 何色に染まる?
17-19烏野リードで試合は進む
旭のスパイクをレシーブされ二岐がツーアタックで攻めてきた
とっさにブロックに跳んだ影山だったが
日「ん゛っ!?」
月「ゲッ」
谷「影山くんナイスブロック!」
滝「...え...今のブロック...」
『...顔面だったよね?』
日「Σうわあああ!!!
影山あああ
死ぬなああ!」
田「殺すなよ」
澤「おい
血ィ止まるまで交替だ!」
影「Σ鼻血なんて出てませんっ!」
澤「出てるよなんでうそつくの」
『血が止まるまで交替だよね?
仁花ちゃん一緒に様子見に行こう』
谷「ハイッ!」
パタパタと二人で階段を駆け下り医務室へと向かう
谷、結月
「『失礼しま~す』」
山「あっ結月さん、谷地さん!」
『影山君大丈夫?』
影「問題ないっス」
『鼻をつまんで下に向いて
目と目の間のおでこを冷やすと鼻血が止まりやすいよ』
影「やってみます」
先生
「へ~君よく知ってるね」
先生から手渡された氷でおでこを冷やすこと約5分
先生
「もうそろそろいいかな」
氷を受け取り横でティッシュのスタンバイをする
影山が鼻から手を離すと溜まっていた血がドバッと出てきた
山「Σえっ止まってない!!」
『大丈夫だよ
溜まってた血が出てきただけだから』
先生
「ほんと良く知ってるね~」
直ぐに血は止まりそれ以上出ることはなかった
谷「ホントだ!止まった!!」
先生
「うんこれなら大丈夫だね
試合に戻ってもいいよ」
影「ハイ!!」
山「お世話になりました!」
パタンと扉を閉め試合会場に急ぐ影山と山口
影「結月さん!」
結月が二階席に戻る階段に足をかけた時影山が声をかけてきた
『お礼はいいから試合に勝ってよ影山?』
影「もちろん勝ちます!!」
『じゃあ行って来い!?』
影「ハイ!!?」
影山を見送りゆっくりと階段を上り仁花の場所に戻った