第22章 何色に染まる?
滝「俺、前から思ってたけど
年齢詐欺は東峰より澤村だと思うんだよね...
高校生に見えねえ」
谷「でもこの前バスケ部の主将さんとお昼ご飯争奪戦になった時に」
滝「え?」
『勢い余って非常ベル鳴らしてね
先生に怒られてたよね』
谷「はい」
滝「なんだソレなんか安心」
伊達工.小原
「...条善寺って
特別デカいワケじゃないし
凄えエースが居るとかでもないんだけど手強いのな~」
伊達工.二口
「あと色々大ざっぱブロックとか
すぐポンポン跳んじゃってよく囮にひっかかるし」
田「日向ナイスキー」
伊達工.二口
「烏野の10番にも打たれ放題だ」
伊達工.小原
「なのに何だろなあのしつこさ
とういかやり辛さは...」
伊達工.作並
「僕、条善寺のバスケ部に友達居るんですけど...」
伊達工.二口
「マジで?」
伊達工.作並
「バレー部はいつも練習の半分以上
"2対2"のゲームをひたすらやってるそうです」
伊達工.二口
「2対2?」
伊達工.作並
「それはもうひたすらグルグルと」
伊達工.二口
「Σきっつ!」
伊達工.小原
「それに慣れてるから"誰かがやってくれる"って
感覚が薄くて常に全員が攻撃を仕掛けるつもりで居る...と」
伊達工.作並
「且つどんなプレーでも熟せるって感じですかね」
沼「Σカバー!!」
東「Σ任せろ!!」
伊達工.二口、小原、青根、作並
「「「「?!」」」」
二岐と東山の二人でカバーに入り盛大に衝突した
条善寺.穴原監督
「Σばかたれちょっとは譲れ!」
伊達工.小原
「...だからこういう事もある...のかな」
伊達工.二口
「どいつもこいつもめんどくせっ」
伊達工.小原
「お前も他校からは面倒くせえって思われてるよ」