第22章 何色に染まる?
10月25日 仙台市体育館
全日本バレーボール高等学校選手大会
(通称:春の高校バレー) 宮城県代表設定戦
IH予選のベスト8+春高一次予選を勝ち抜いた8チームの
計16チームで一つの代表枠を争う
日「仙台市体育館再びっ」
いよいよ始まる春高予選!
烏野が優勝するの知ってるけどドキドキするなぁ~
『潔子、私お手洗いに行ってくるね』
清「大丈夫?付いていこうか?」
『大丈夫大丈夫っ』
ちょっとお腹大きくなって下腹部圧迫されるんだよね~
『ん、あれっ日向何してんの?』
日「Σぎゃ!ゆ、結月さん!!
実はですねトイレは危険人物と遭遇する場所な...」
?「何してんの?」
日「Σ!?だっっっ」
『あっハジメ....と及川』
及「酷っ及川さんのことも名前で呼んで!?」
岩「久しぶ....はあ!?」
及「Σぎゃーッ!!な、ななっ!!?」
『なあに?なんか変??』
振り向いた結月の膨らんだお腹を見て言葉を失うハジメと悲鳴を上げる徹
烏野では結月のお腹の事に触れることがないため何に驚いているのか分からず小首を傾げた
及「誰?!誰なの結月ちゃんを孕ませたのは!!?」
『わっわわ!揺らさないで!!』
ガシッと肩を掴みガクガクと揺らされウッと口元を抑えた
岩「Σ馬鹿か!止めろクソ川!?」
日「Σ大丈夫ですか結月さん!?」
『ど、どうにか...』
ハジメに叩かれ結月の肩から手を離した
よろめきながら数歩後ろに下がると誰とぶつかった
『ゲッ牛島若利』
牛「結月...どうしたその腹は?」
『牛島には関係ないでしょ』
及「何このタイミング」
岩「知るか」
及「って言うか結月ちゃんウシワカと知り合いなの!」
牛「2年前から知ってるが何か問題でもあるのか?
そんなことより結月、何時になったら白鳥沢の来るんだ」
『誰がいつアンタのとこに行くって言った?
行くわけないでしょう バーカ!!』
フンッとそっぽを向き女子トイレに入っていった