第22章 何色に染まる?
10月1日 春高前の東京遠征最終日
酷かった悪阻も随分と落ち着きやっとまとも食事が出来る様になった
みんなの邪魔にならない様に端の方でボール拾いに勤しんだ
日「へっくし!」
『大丈夫日向』
日「ハイ!東京でも夜は寒いですね」
孤「汗冷える前に上着ないから...」
『風邪なんか引いたら試合出して貰えないよ?』
日「え!それは嫌です!!直ぐ着ます!?」
孤「結月ここは俺たちが片づけるから休んでて」
『ありがとう研磨』
木「ヘイヘイツッキー!!」
『ん?この声は光太郎だ』
木「お前ぜってーウシワカに勝って来いよ!!」
月「...なんでですか...」
木「だって俺は今ツッキーに圧勝中だから
ツッキーがウシワカに圧勝したら俺はウシワカに圧々勝じゃん!!」
赤、月
「「スミマセンちょっと意味が」」
木「そしたら俺最強ーッ!!
わはははははは!!」
『馬鹿だとは思ってたけどやっぱ馬鹿だな』
『え~と鉄朗は.....あっ!いた!!』
黒「――「ゴミ捨て場の決戦」俺達にはラストチャンスだ
――東京体育館で会うぞ」
澤「――おう」
『鉄朗!』
黒「結月!お前歩き回っても大丈夫なのか?」
『病気じゃあないんだから多少は動かないとダメなんだよ』
澤「俺先に行ってるからごゆっくり」
『うん。ありがとう大地』
黒「ちょっと出てきたな~」
『ふふっ順調に育ってますよパパ?』
黒「その呼び方なんか背中がムズムズするわ~」
『今度会えるのは鉄朗の誕生日かなぁ~』
黒「そのころには代表決まって忙しくて会えねえかもな」
『烏野も音駒も絶対大丈夫だよ!』
黒「そうだな」
『じゃあ次に会うのは....』
黒、結月
「『東京の体育館!!』」