第22章 何色に染まる?
8月末の土曜日
今回は都立音駒高等学校にやって来た
ダンッダッダッダッ!!
バスが到着し体育館に向け勢いよく走り出す3人
木「なんだぁ?」
赤「さあ何でしょう」
烏、菅、澤
「「「黒尾ーー!?」」」
黒「は?」
鉄朗は鬼の形相で走り込んできた3人に後ずさり距離をとる
孤「クロなにしたの?」
黒「知るか!」
烏「"知るか"だと?」
菅「どの口が言ってべ?」
澤「まあまあ二人とも落ち着けって
黒尾、胸に手を当ててよーく考えてみろ
ん?ほら心当たりあるはずたぞ?」
にこにこと微笑んではいるが目は一切笑っていない
黒「だからッ一体なんなんだよ!!」
日「チワース!!」
他校に絡む主将、監督の横を通り抜け残りの部員が体育館に入ってきた
木「ヘイツッキー」
黒「あっ!ツッキーこれっどういう事!!」
月「黒尾さんは獣だったんですね」
木「今さらなに言ってだ?
そんなことより今日もブロック跳んでくれヘイヘーイ!!」
月「....ハイお願いします」
木「Σ!?Σ!!?」
赤「自分で頼んどいて何びっくりしてるんですか」
黒「獣って何!どういう事!?」
『何やってんの?』
ペシッと3人の頭を後ろからバインダーで叩き体育館に入ってきた結月
黒「結月!なんでコイツら怒って...」
『ハイ。これあげる』
黒「なんだ?」
受け取った紙には何かが写っていた
『エコー写真だよ
ここの真ん中の映ってるのが心臓だって』
猫「ほお~これは黒尾との子供か結月?」
「「「「なにーーッ!!?」」」」
鉄朗の後ろからひょっこりと顔を出し覗きこんできた猫又監督の声に反応して烏野以外の全員が声を上げた
『高校はちゃんと卒業するから大丈夫だよ
ねっ武田先生』
武「ハイ!」
その後解放された鉄朗は試合で集中的に狙われていた
試合後に"春高前にごめんね"と謝ると
"絶対春高行ってやる!"と気合いを入れていた
さすが未来の旦那様丈夫な子供産むからね♡