第19章 "飛べ" 黒烏
取ったら取られるの熱戦を繰り広げる
22-24 烏野マッチポイント
ここで日向が後衛に下がり
逆に伊達工業は青根が前衛に上がって来た
ラスト1点 旭のスパイクを茂庭がブロック
澤、東
「「(ヤバイ!後ろはガラ空き――)」」
『Σ夕--ナイス!!』
「Σ上がったァアア!」
夕が見事なフライングレシーブで拾った
その後ほぼ真後ろからのトスを
旭が伊達工のブロックと押し合うも
『Σあっ!落ちる!!?』
間に合わないと思った次の瞬間
「「「Σ足ィーーーッ!!!」」」
烏「——-なんて奴...」
どわあーっと沸き立つ会場
頭で認識する前に身体が勝手に動く
まさに"反射"
東「西谷ナイスフォロー!」
『!戻るの速いっ』
戻れ すぐ戻れ 十分な助走距離の確保を
全力のジャンプを 何回でも何回でも何回でも!!!
思考を止めるな 足を止めるな
気持ちを切らせば ボールが落ちる!
澤「影山カバー!」
影「ハイ!」
菅「Σもう一回!!!
もう一回!!!」
東「"決まるまで"だ!!」
影「!「高めのトス」」
あれは旭の得意なネットから少し離したトスだ
菅「Σ行け!旭!!行け!!!」
澤「Σブチ抜け旭!!」
伊達工のブロックに当たりネットの上に
そして―― 伊達工のコートに落ちた
ピッピピーーッ
東「Σオオオーー」
烏野全
「「「「っしゃあああ」」」」
試合終了 セットカウント2-0 勝者:烏野高校
全
「「「「ありがとうございましたーッ」」」」