第19章 "飛べ" 黒烏
第1セット 25-19 で烏野が勝利
青根と二口がだんだん日向、影山の変人速攻に
慣れてきているため第2セット目はローテーションを
2つ回してのスタートにした
日向と青根のマッチアップを避けるためである
鎌「Σ!!?
....!目の前に来ると余計にクソ速えな!
バケモンか」
日向が前衛に上がり影山との速攻が決まった
田「日向影山ナイス!」
「すげー
ポジションはMBだけど10番が
"エース"って感じだな――...」
「な あんなに小っちぇーのにな~」
『ふふっ日向が聞いたら喜びそう』
影「Σガンガン行くぞ!!」
日「オア!!」
日向が前衛に回ると全体のスピードが上がる
それにローテーションをズラした分
びっくり速攻の"びっくり感"がまだ持続している
だが時間が経てばそれも薄れて行くだろう
このセットを伊達工の獲られれば烏野は一気に不利になる
日向が前衛に居ない間いかに青根と戦うか
囮無しでどれだけ"鉄壁"と戦えるかが勝負の分かれ目だ
日向が前衛に上がってくるまであとローテ2回
ここを凌ぐのが"烏野のエース"
『頑張れ旭!!』
旭のスパイクを青根がブロック
ワンタッチがあり伊達工業のカウンターが来る
武「かっ...
烏野だって――
Σ"壁"はあるんですっ!!!」
「「「Σおおーっ速攻止めたっ」」」
烏野でタッパトップ2の旭と月島のブロックが決まった
18-19 ここで日向が前衛に上がって来た
普通ならレフト頼みになりそうなボールも
日向影山ならそんなことお構いなしだ