第19章 "飛べ" 黒烏
帰りのバスの中さすがに2試合したこともあり
みんな静かに寝ている
学校に着いて職員室から
"バレー部がテレビに映ってる"の言葉に
田、西、日
「「「!!!テレビ!?」」」
ガバァ!!っと起きてバスを飛び降り
職員室に駆け込んでいった
全
「「「「失礼シマース!!!」」」」
アナウンサー
「——さて次はEブロックですが
波乱のスタートです」
田「おおお!やってる!テレビ!」
月「ローカルニュースじゃないですか」
田、西
「「うるせえ!テレビはテレビだ!」」
アナウンサー
「昨年ベスト4の新山工業を破り
和久南南高校が3回戦へ進出――
――一方Iブロックは"大エース"牛島若利君擁する"王者"
白鳥沢学園の初戦です――
対する扇南高校に第一セット25-10第二セット25-6と
全く流れを渡すことなく大差で圧倒
王者の貫禄を見せました」
東「25-6て...」
アナウンサー
「今年も王者が危なげなく全国への切符を勝ち取るのか
それとも彼らを止めるチームが現れるのか!
注目ですね!
そして続いての注目はAブロック」
日「今日やった体育館だ!!」
アナウンサー
「注目はやはり青葉城西高校主将の及川徹君ですね!」
『あっ徹だ』
アナウンサー
「華やかなルックスで女の子のファンも多く
人気も実力も兼ね備えた選手です」
「キャァ~おいかわさ~ん!!」
アナウンサー
「——そして明日この青葉城西に挑むのが
ベスト8確実と思われた伊達工業を
まさかのストレートで下し勝ち上がって来た
古豪 烏野高校です」
『おおやっと来た!みんな映ってると良いね~』
コクコクと頷く龍、夕、日向
しかしぱっと映ったのは
『あ、また徹だ』
田、西、日
「「「———...」」」
アナウンサー
「明日の3回戦の烏野高校の印象を聞いてみました」
Q 3回戦の相手 烏野高校について
及「いいチームですよね!
全力で当たって"砕けて"ほしいですネ!
あっ結月ちゃんが当たってきたら
受け止めるから安心してね♡」
全
「「「「..........」」」」
『ウザ...誰が行くか』
澤「先生ありがとうございました
よーしそれじゃあ やるか。」
先生
「Σ何を!?」
武「ミッミーティングですよ!」