第17章 灰色の思い出
5月5日
朝食の後片付けをしてから潔子は体育館へ結月は内沢クリーニング店へ向かったのだが...
男「ねえねえ一緒に遊ぼうよ」
『いえ今部活中ですから』
男「サボればいいじゃん🎵」
『Σはあ!何言ってんのよ遊ばないって言ってんでしょ!?』
男「君、気強いね~良いね~っ」
不意に手首を握られ引っ張られた
『Σちょっ離せ!?』
男「俺君の事気にいっちゃったから俺の物になってよ」
結月は俺の物だ!!
『えっ、何言って...』
男「だから君は俺の物っ
さあ俺と一緒に行こう」
一緒に行こう
迎えに来たよ
邪魔をするなら全員殺してやる!?
そいつらみたいにな!?
アハハハハハッハハハハハッ
『いや...イヤァァァァー!!』
▲▽▲▽▲▽岩泉side▲▽▲▽▲▽
及「岩ちゃ~ん結月ちゃんがさ~返事くれないんだよ~」
「煩せえぞ及川!黙って走れ」
ランニング中の青城バレー部
徹はハジメに愚痴をこぼしていた
『イヤァァァァー!!』
「Σ何だ!?」
及「Σ今の声って結月ちゃんじゃ!!?」
花「おいあっちだ!」
松「お前たちは帰ってろ!?」
国「岩泉さん?!」
「いいから先に帰れ!?」
国「ハイ」
1.2年を先に高校に帰し声の元へと駆け出した
及「ちょっとお兄さん
及川さんの結月ちゃんに何やってくれてるの?」
花「及川のじゃねえけどホントなにてんのアンタ」
松「テメエさっさと手ぇ離せよ」
男「ハァ!嫌だよ何でお前らにそんなこと言われなきゃいけないんだよ!」
最期に駆け付けたハジメが見たのは
怯えて震える結月と手首を握り引っ張る男
なんだ?何に怯えてるんだ?
いつもなら辛辣な言葉を吐き一刀両断して軽く受け流す事が出来るはずなのにどうした事か怯えきって震えている
ふつふつを怒りがこみ上げ無言で結月の手を握る男の腕を掴んだ
「テメエ良い度胸だなあ?」
男「Σ痛゛っ!?」
及「早く離した方が良いよ
岩ちゃん馬鹿力だからね🎵」