• テキストサイズ

【ハイキュー!!】月と影の奏で R18

第12章 弦月


やっぱり今一つ調子が出ないまま練習が終わった。
打って変わって変人コンビは絶好調だ。

「俺、絶好調ー!」

いや…うん、確かに木兎さんも絶好調だった。

「へいへーい!ツッキー、俺にぶち抜かれたからって凹む事ないぞ。」

「…。いや、木兎さんのスパイクを止められないのなんて、いつもの事なんで。」

一層の事、止める実力があれば、止めまくって、
木兎さんのテンションを下げて黙らせたいくらい煩い。

「そう、しょぼくれるなよ!よし!自主練だ!ブロック跳べ。」

「それ…本当に僕の為の練習ですか?それとも木兎さんの…」

そもそも、しょぼくれてないんですけど。
そう呟く僕の言葉なんて、木兎さんに届くはずなく、
ズルズルと強制連行される。

こうなると抵抗しても無駄だな。

チラッと視界の隅に和奏がうつる。
もう体調は大丈夫なんだろうか?
ちょうど王様にタオルを差し出している。

王様も…普段とキャラ違い過ぎるでしょってくらい笑顔だし…。
和奏も何か楽しそうに話し掛けてる。

大人しく木兎さんについて行こう。
僕もここには居たくない。
/ 140ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp