• テキストサイズ

【ハイキュー!!】月と影の奏で R18

第14章 煙月


和奏…どこにいるんだ。

走っている間に浮かんだのは、
月島のせいで泣いていた和奏だ。

月島は悪くないのだと言い張って、
自分が傷付くとは仕方ないのだと言い張って、
1人で涙を流す和奏だ。

「くっそ…。」

電話は何度もかけたが、いつまで経っても留守電だし、
メッセージさえも既読にならない。

どこで何してるんだよ!

何って…先程の和奏と月島の体育館裏の行為が頭から離れない。
関係を持ってからも、あの時の和奏の媚びた瞳が、ずっと忘れられなかった。

簡単に…あの頃の和奏に引き戻されてしまうんじゃないかと思うと、怖くて仕方がない。

どれぐらい走り回っただろう。
通り過ぎようとした廊下で、奥の方から微かに光が漏れている部屋がある。

あそこは…医務室?
一瞬で嫌な予感が広がる。

乱れたベッドで絡み合う2人が…見たこともない光景なのに、やけに鮮明に浮かぶ。

最悪だ。。。
/ 140ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp