第11章 ぼくらのサイド再度ストーリーは突然に
放課後です。授業終わったひゃっほい!バイトが少ないって暇だけど楽だなー。
数日前に起きた…『口元にチョコくっつけながら授業うけて先生に女子としてダメ出しくらっちゃった』事件で、気づいていたのにスルーかましてクラスのみんなと一緒にわたしを笑った黒尾くんとやっくん。
あの2人どうしてくれよう?と考えたわたしは、まず黒尾くんを壁どんしながら「人前で女に恥をかかせるとは何事だこら?詫びろ、さもなくば今ここでやっくんと順番に襲ってやるからな」と脅した。
最初は2人とも笑っていたけど、イラッとしたわたしが躊躇なく黒尾くんのズボンのジッパーを一気に下げてベルトに手をかけたところ、本気度を理解したのか急激に焦って謝罪をしてくれた。
「ニャンニャンにパンツ見られた、もうお嫁にいけない……」
「黒尾くん、意外とおとなしいね」
「なっ…ナニが?」
「ぱんつの柄」
「……あ、ソッチね」
「どっち?」
ついでに後日なんか奢るという約束もとりつけた。
うむ、くるしゅうない。よきにはからえ………あれ、やっくんが遠い。
「そんな感じで冒頭に戻る」
え、誰に言ってるのかって?それは大人の事情で秘密ってやつですよ。
黒尾くんとやっくんが奢ってくれるのはいいんだけど大歓迎なんだけど、2人とも常に部活があるから早めに終わるらしい今日になった。
「ニャンニャンさん、また遊ぼうねー」
「うん、お菓子おいしかった!またねー」
バレー部を見学する気にもなれず教室でぼーっとしていたら、残っていた目立つ系の女子たちから声をかけられ一緒に写真を撮ったりして遊んだ。
1ポーズにつき1お菓子あーん、なんて美味しい遊びならいつでも付き合う。
コンビニの新作お菓子おいしかったよ、もぐもぐ。さあ、お腹の準備運動はおっけーだ。いくらでもこい。