第4章 WELCOME TO NEKOMA HIGHSCHOOL
「きょおっのごっはんっはどっおしっよお〜♪」
数時間前にラーメン屋でお腹いっぱいゴチになった人間の台詞とは思えない言葉を、でたらめなメロディーにのせて口ずさみながらこの一年ですっかり慣れたバイト先への道を歩く。
駅から少し離れているせいか、あまり人通りは多くないところが好ポイントだ。
人でごみごみしているのは居るのも見るのも好きではない、『人がゴミのようだ』なんて嬉々として言い放つ某〇スカとか某ム〇カとか某ムス〇とは(あ、言っちゃった)違うのだ。
コンビニにしようか、はたまたホッカホカなお弁当屋さんにするべきか悩んでいるうちにこじんまりとしたゲームショップが見えてきたので、浮き浮きハイテンションを少しだけ押さえて堂々と表の入り口から入る。