第3章 終わり美味けりゃすべてよし
………結局、こっそり教室に戻ったところでみんなにはバレバレなわけで、捕まった上に騒ぎを起こすなと先生に注意をうけてしまった。
カツカツサンド食べるんじゃなかった………もう知らない人から食べ物はもらわないことにします、ママン。
「元気だせよ、にゃん太。なんか奢るから黒尾が」
「は?そこは夜久じゃねーのかよ。まぁ、今日のは俺の責任でもあるしな…なに食いたい?」
「えっ、回らないお寿司」
「三ツ星中華の野菜炒め」
「無理に決まってんだろ、お前らガチで答えてんじゃねぇよ」
悩んだ末に安くてうまいと定評のあるラーメン屋に行くことが決まり、黒尾くんは並ラーメンと餃子に炒飯、やっくんはチャーシュー麺と特盛り野菜炒め、わたしは並ラーメン具材全部のせを頼んだ。
もちろんみんな替え玉ふたつは常識で、久しぶりの全部のせなんて贅沢をたっぷり堪能させてもらった………あ、うん、それだけじゃないや。
「ほいニャンニャン、あーん」
「あー…むぐむぐ」
「ニャーちゃん、こっちもアーン」
「あー…もぐもぐ」
「黒尾……なんか俺、最近ますますロリコンの気持ちがわかるような気が」
「それ以上言うな夜久…!」
「んぐ?」
合間に餃子と炒飯と野菜炒めをあーんされた、ごっくん。とってもおいしゅうございました。
二人ともありがとう!お礼に水を注いであげよう。冷たい緑茶もあるよ。
………あれ、なんか忘れているような…?
next...?