第1章 【Forever mine:増田貴久】
「ふふ…。さて。
恵麻ちゃんに笑顔が戻ったことだし、
帰ろっか♡」
「うん。でも、
ちょっと明るくなってきたね……。
私、時間差で出ようかな。
ひさくんが先の方が目立ちにくい?」
「うん、多分ね。
ちょっとでも暗いうちに出たいかも。
でも……ホントに大丈夫?」
「うん、大丈夫。」
「ここの支払いはもうしてるから、
はい、タクシー代。
急に連れ出しちゃったから
バッグ忘れて来たでしょ。笑」
「う、、、恥ずかしながら……。
でも、大丈夫だよ!
歩いても多分10分くらいの距離だったから、
歩いて帰る。」
「ダメ。……もし、その間に何かあったら
オレ、後悔してもしきれないから。
オレのこと思ってくれるなら
ちゃんと、タクシーで帰ってきて?」
「うん……わかった。
ごめんね? ありがとう。」
「帰ったらさ……、」
ショーツ越しに
私の秘部をイジってきて―――…。
「予約、したからね。
後でいっぱい愛してあげる。」
「……もうっ///」
「また、あとでね。」
チュッと軽く口づけて
カレは足早に
家路へと急いだ―――。