第5章 トラウマ
しばらくの間教えてもらい、配置図が頭の中になんとなく出来上がる。
『よし、何とかなりそうやね』
言い聞かせるように呟くと、小牧教官に肩をぽんと叩かれた。
小「2人とも頑張ってね」
『「はい」』
「・・・・!」
「―――!」
通路から堂上教官と郁の大きな声がしたのでそちらへ向かう。
『おはようございます。朝から盛り上がってますね』
篤「あぁ、佐々木おはよう」
小「……朝っぱらからテンション高いなぁ、“クマ殺し”ご両人」
『え、ご両人?』
小「あ、佐々木さん知らない?」
篤「小牧!」