第4章 追加訓練
『あーお腹いっぱい』
ご飯を食べた後テントに戻り、薄暗い灯りに照らされながら着替える。
『あちー…』
テントの中は少し蒸し暑くて、虫よけスプレーもかけたし、ちょっと涼んでから上着を着ようと思い、薄着のまま寝袋の上にごろんと寝転がる。
『それにしても…疲れた……』
すぐに眠気が襲ってくる。
目を閉じたが最後、深い眠りに落ちた。
『……ん…』
物音がして、むくっと起き上がる。
夢なのか、現実なのかわからないくらいの意識で、音がした方を見てみると
『……んー…?』
黒い大きなものが見えた。
わたしは何かわからず、手を伸ばす。