第12章 宣告
『ふえーー・・・きもちー・・』
のんびりお風呂に入っていると、騒がしい2人が入ってくる。
麻「いた、香!」
『お先~』
郁「で、佐々木どうだったの?」
『結果聞く前に言うことは?』
郁「ありがとうございましたあああ!!!」
『よろしい。融通はきかせれるけど、バレても知らないって』
麻「小牧教官も同じこと言ってたわね」
郁が項垂れる。
『説得しかないんちゃう?』
麻「香の言う通りよ」
郁「うげー」
麻「それにしても、タイミング悪いわねぇ」
『情勢不安な時を狙い澄ましたかのようにね』
わたしと麻子の意見を聞き、郁は大きなため息をついた。