第11章 モテ期
『え、その反応・・・!』
篤「見たのか?!」
堂上教官が前へ出る。
小「し、仕方ないじゃん!オレが連行したんだし、どんな理由が・・・って寮まで行ってさー」
どんな写真なんだろう・・・
そんなことを考える。
それにしてもあんなことがあったのに意外と大丈夫なのは、
『堂上教官のおかげなんやろなぁ』
誰にも聞こえない呟きをボソッと吐く。
顔を上げるとやいやい言っている4人が視界に入り、わたしは思わず笑ってしまった。
『見られても減るもんやないし、まあいっか』
「「「「いや、よくないだろ!」」」」
これで、わたしのモテ期は終息したと思っていた
・・・のだが、光が彼氏のフリをしていたということがどこからかバレてしまいまたあの日常が始まった。
ため息が尽きない日々を送っていたら、急にぱったりと告白ブーム(?)が終わる。
不思議に思っていたら、麻子がお風呂で教えてくれた。
麻「誰かさんが、やっかみを請け負ってくれたみたいね」
『どういう意味?』
麻「いつかは意味がわかるわよ」
麻子の意味深な発言を聞きながらわたしは湯につかった。