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【図書館戦争】hallelujah!

第10章 我慢



『絵本…?しかも手描き…』

稲「君のご両親のだよ」

『・・っ!』

稲「もしものことがあったときはって、私に託していたんです」

幼かった時の記憶が駆け巡る。
お母さんが描いた柔らかい絵。
お父さんが書いた優しい字。
わたしに残されたものは写真だけだったから、すごくうれしかった。

『ありがとうございます』

思わず涙が溢れてきたけどそれを耐え、敬礼をする。
司令はすごくうれしそうな顔を見せた。

稲「強くなりましたね」

心からそう言われ、また目頭が熱くなる。
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