• テキストサイズ

【図書館戦争】hallelujah!

第9章 声


.
.
.

何か言いかけてた香から視線を笠原へ向ける。

郁「佐々木ちょっと端末操作を見てほしいんだけど」

『ん?どしたん?』

郁「間違って他館にリクエストかけちゃって」

香が『それなら…』と移動しようとしたところ、すかさず手を引いた。

『わ』

「…一回聞いて覚えられなかったことは手塚に聞けと言わなかったか?」

俺がそう言うと笠原は顔をしかめ、そのままの顔で手塚のもとへ肩を落とし戻って行く。

「なんだあれは」

『きょ、きょーかん』

そんな声を聞き、視線を下げると香が俺の腕の中にすっぽり…要するに俺が後ろから抱きしめている状態になっていた。
さっき手を引いたときに勢いあまったか。
/ 224ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp