第3章 後編 愛する彼女と死の外科医
昔々あるところに、時間を操る少女がいました。
少女はその力を手に入れると、愛する人のために使うことにしました。
少女の愛する人は、ある人を殺そうと考えていました。
彼は大切な人をその人に殺されたのです。
「お願いします。どうか彼を助けてください」
激しくぶつかり合う二人の争いに巻き込まれ、少女は意識を失いました。
すると少女の願いは時空を超えて、彼の大切な人まで届きました。
「せっかく自由になったのに、こんな傷だらけになりやがって」
その言葉と共に彼に力を与えると、奇跡的に相手を倒すことができました。
この日、彼の復讐は終わりを告げました。