第3章 後編 愛する彼女と死の外科医
「うぐ!?」
ユーリが青ざめていると突然口の中に何か液体を流し込まれた。
咄嗟に咳き込んで吐き出そうとしたが、ローが片手で口を押えてきたので飲み込んでしまった。
「心配しなくても毒じゃねぇよ」
ローは持っていた瓶を床に放り投げると、引き裂かれたワンピースを全て取り払った。
「ちょ…まッ…あぁ…!?」
そして下着も取り払われたかと思うと、ドロッとした何かと一緒に硬いものが蜜壺に潜り込んできた。
一瞬ローの指かと思ったが、いつもと違う感覚にユーリは身体を震わせた。
何も見えない為、何をされているか何をしようとしているのか分からず、ユーリの恐怖心を更に煽ったのだ。