第5章 黒髪と伝説の時
明日になれば、とか思ってたら気候は安定した。
久しぶりにみた曇り空は分厚くきれいな地平線に白い線が混ざりあったようだ。
見慣れた船がこちらに向かっているのに気がつくと。私は隠れた。
ロー「よう、麦わら屋元気そうだな。」
ルフィ「あったりまえだろ!」
別に、うらやましいとか思っては居ないが。ジト目で彼らを見る。
過去にも未来にも彼らはこういう関係せいだからだ。
馴れ合いでもなければ兄弟でもない後にも先にも彼らはこういう謎の距離感を保ちつつある。
フランキー「うらやましいのか?」
「はぁ?違うしただ前より雰囲気違うからびびってるだけだし僕!」
そんな僕らに気がついたのか、ローが気づいてチラリと見る。
僕は奴の目が苦手だ、何もかも見透かしたような。狡猾な目が。
ロー「まだ麦わらんとこに居んのか?」
「はぁ?お前に言われたかないわ、ストーカー!!」
ストーカーねぇと一言流すようにつぶやいたローの顔はふてぶてしい表情で眉にはしわがよっていた。
まるでおめぇもじゃねーかと言いたげだ。
何よ、僕は何もストーカーじゃない!!
ルフィの知らない間に二人はにらみ合いをしてバチバチと今にも能力を解放しそうな勢いで居た。
そんな二人を見て仲良いなーなんてつぶやいても回りが静止した。
二人のケンカを止めたのはゾロだった。
ゾロ「お前ら止めたらどうだ?うちの天使になんてもん見せてんだ!」
皆さんここは笑うとこである。中井voiceが作者には聞こえて居るんです!
ロー「まぁ、今回は止めとく。」
「じゃ、僕も止めるわ鼻歌で眠らせようとしただけだし。」
本気で殺し合いをする気だと思っていたゾロは拍子抜けしたのか、アホ面で見ていた。
続く