• テキストサイズ

夢を叶える方法【ヒロアカ】

第6章 STRIDE



緑色のランプがすべて消えた。


走れ!!


しかし、ちゃんと走れるわけ無かった。この競技は同時にスタートした全員が同じところを通るのだ。私はみるみる人混みにのまれていった。


ひ、ひとが、おおいよ!!これが団子状態!?まさに団子状態!?クールポコ状態!?なぁにィ!やっちまったなァ!?


「うっうわっ、いたっ、あしふまないでっくしゅん!へ?」


隣から冷気を感じる。隣には轟くんがいた。彼、すごーく成績が良いから、スタートした直後にものすごい勢いでゴールに飛んでいってもう居ないかと思ってた。隣にいたのか…。何故かちょっぴり誇らしい気持ちになる。


でも、寒いのって、轟くんの個性?なにす……る、つも、り?



ぴきぴきぴきっ!!



「い''っ!!?な、な!?」


冷蔵庫から取り出した氷を水に放り込んだ、みたいな音がした。気がつくと、足が凍っていた。周りもだ、みんな凍って動けなくなっている。


これが、轟くんの作戦!?これが、轟くんの…個性。


誇らしいとか言ってる場合じゃなかった!轟くんの近くにいたせいか、私、両足が脛位まで凍ってしまっている。


痛い、冷たい、とかの問題じゃない。


足が、動か、ない……!!


轟くんの攻撃を避けた多数の人は素早く先に進んでいる。A組は、私を抜いて全員!?

/ 728ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp