第6章 STRIDE
「さぁて!!それじゃあ早速始めましょう!第1種目はいわゆる予選よ!毎年ここで多くのものがティアドリング!!さて運命の大一種目...!」
ここではなんでも早速だ。先生はなんかムチの様なものを持って、モニターを指さす。目はモニターに釘付けだ。
お、おおお、く、く、くる。緊張で心臓が爆発しちゃいそうだ。
でぃあどりんく、ってなんだろう?
「今年は……コレ!!」
大きな液晶画面に種目が表示される。
……。障害物競走!!
心の中で密かに歓喜する。
私は、小学校のときから障害物競走だけは得意だったのだ!足は遅いけど、障害物をスルスルと避けるのは得意で、みんなをごぼう抜きできた。
ぐるぐるバットとかかな?小麦粉の中の飴を探すやつかな?ネットくぐるやつはあるよね!
よーし!頑張るぞ!頑張れる気がしてきたぞ!!
「計11クラス全員参加のレースよ!コースはこのスタジアムの外周約4キロ!」
「え」