第5章 〈番外編〉わたしの背筋も凍ったぜ
「…そうね。ひよこちゃん、とても反応がいいし、そんな反応されたら、意地悪な人ならもっといじめたくなっちゃうわ。加虐心をくすぐるって感じかしら。」
「私ってそんななの!?」
「そうよ。だから、1度ちゃんと言い返したらどう?」
「……なるほど。」
衝撃の事実だった。私、そんないじめたくなっちゃうような反応していたのか!?
その反応をしないようにすれば彼はもう突っかかって来なくなるのかな?
早速実行してみることにした。
「あれれ?今日は一段と小さいなぁ!君の個性は日に日に小さくなる、っていうのなのかい?」
「……!!」
きた!今日はものすっごいこじつけ感がある。この人もうネタ切れだ!!
言い返す、言い返す、心を強く持って、克服!!!
「そ、そういうの、よくないと思うよ!」
「え?」
「そういうの!良くないよ!!だってお互いの名前も知らないのに!!」