第5章 〈番外編〉わたしの背筋も凍ったぜ
そこで終わった……と思ったら大間違い。私の憂鬱は少しの間続いたのだった。
それからというもの、B組のその、サワヤカモドキくんは廊下ですれ違うたびに突っかかって来るのだった。
わざとぶつかられたり……
ドンッ
「いたっ……。」
「あっれぇ?ごっめぇん!!小さすぎて見えなかったぁ!!」
小テストの点数を自慢されたり、恥ずかしい私の点数を公表されたり、
「まぁ今回の小テストは簡単だったよね。あっれぇ?君何点だったの?」
「…えっと…ぁ、あの……言いたくないです……。」
「あれれ?これ君のテスト?5点って…!あはは!!」
「!!や、やめてよ!!」
なんなんだ。彼は……。
「どうすればいいかなぁ」
「なんの話?」
「最近突っかかってくるB組の男の子だよ……。」
1度つゆちゃんに相談してみた。