第3章 希望の卵とぺんぺん草
オールマイト先生は、真ん中でパンチを一つし、大きな壁を全面に創り出して、
「一人たりとも逃さんぞ!!」
と言っていた。演技めっちゃ上手。
「あぁ、嘘でしょ??みんな速く逃げて!!」
13号先生もとっても上手。
すると、勝己くんがものすごい勢いでその敵、オールマイトに突っ込んでいった。
「逃げてえ奴は勝手に逃げろ!!こいつは俺が潰してやる!!」
「完全に見切られておいてよく言えたモンだ!」
凄い。
改めて彼が凄い人だと認識した。敵に真っ直ぐ突っ込んで行ける勇気、自信、強さ。私なら絶対無理だ。怖くて、自信がなくて、逃げることもできないだろう。
「棒立ちしてんなら、とっととその辺の奴ら逃がしとけや雑魚が!!」
そう天哉くんに指示(?)を出す、勝己くん。
やっぱり彼は凄い。ちゃんと周りも見て、あらゆることを考えて。