第3章 希望の卵とぺんぺん草
その後の午後の授業は実習。
それは、救助訓練だった。個性の使えない私は役に立たないと思ったけど、やってみればわかる、と言われて参加させられた。
みんなはコスチューム着てたけど、私にはまだなくて体操服だった。
13号先生も来ていて、本当にプロのヒーローが先生をしているんだ!と感動した。出久くんがオールマイト先生は来ないんですか?と聞いていて、オールマイトがいるということにもまた感動を隠しきれなかった。
しかし、初めての実習。やっぱり、全くなにもわからない。
「その、私は……。」
「じゃあ君は、はじめてだし、個性つかえないんだよね。うーん、じゃあ、成績優秀者と組んでもらおうかな。」
「?」
「八百万さん、轟くん、爆豪くんと一緒にやってね。」
「へぁ……?」
なんか、めっちゃ怖い人達の中に入れられた。