第3章 希望の卵とぺんぺん草
「ぐぇ!!」
悪さをした猫みたいに引っ掴まれ、変な声がでる。
「爆豪くん!女子に暴力を振るうのは人として許されざる行為だぞ!?」
「女子〜?はっ!こいつを女としてみたことなんか一度もねぇよ!!」
「なっ!?」
「爆豪ちゃん、それは本当にひどいわ。」
「あ"ぁ!?」
凄い、勝己くんが対等に扱われている……!やっぱり一流はちがう……!と首根っこを掴まれながら思う。
そんなこんなでわーきゃーしていたら授業が始まった。
「おいおいおいおい!今日は新しいリスナーが居るじゃねぇか!!YEAHHHHH!!ヨロシクゥ!!じゃあ、教科書39ページ開いて。」
切り替えが凄い!!
プロだ……。そういえば、急なことすぎて教材なにも持ってない……。
「あの!す、すいません!私、まだ、教科書持ってなくて……。」
「おいおい!じゃあ隣の人に見せてもらえ!」
ということで、隣の口田くんに見せてもらった。
「あ、えっと、ご、ごめん、ね。ご迷惑をお掛けして」
「…!!(フルフル!)」
凄い勢いで首を振っている……!
無口だけど優しくて、凄くいい人だった。友達になりたいなと思った。