第3章 希望の卵とぺんぺん草
すとんと座ってみたが、慣れなくて、居心地が悪い。さっきから勝己くんが睨んでくるし、出久くんはブツブツ言ってるし。
やっぱりやめたほうがよかった……???
「それと、こいつの個性と来た理由だが、機密事項になっている。ふざけて聞くなよ。以上」
それでまたクラス中がざわついた。
機密事項が多くて、もしかしたらそれだけで嫌われるかもしれない。
わー、あの人強くないのに入ってきたよー、コネじゃない?あいつなんなのー?理由もなく入ってきてなめてんの?クソカス死ね殺すぞとか。
最後は完璧に特定の人だったけど……。友達、どころじゃないかもしれない…もしかしたら学校の中全員から嫌われるかもと不安になる。
そう悶々と考えていると、SHRが終わり、休み時間になった。
どうしよう。何をすればいいんだろう。これから何の時間なんだろう。隣の人は……なんか、大きい!!大きい人だ!!さすが雄英……!話しかける……勇気なんてないよ!!