第13章 Always thinking unto them.
次の日は、普通に学校に行った。少し、寝坊したけど、まあほとんどいつも通り。いつも通りのはず。へんじゃ、ないよね。
学校の玄関でお茶子ちゃんとであった。
2人で話しながら教室にむかった。
「おはよう。お茶子ちゃん。」
「おはよう!今日いつもより遅いね!どうしたの?」
「ううん…?特に。ちょっと寝坊しちゃって……。」
「そっかー!わかるー、私もよく寝坊するよー!」
なんてことを話しながら歩いていると、あっという間に教室の入口の前。
いつもはなんの気なしに開けている扉が、とてつもなく重く大きいものに思えて、
かの有名な殺人一家の門みたいだ……。
「どうしたの?ひよこちゃん。入んないの?」
「あ、ううん!はいる!」
その言葉に背中を押され、扉を開く。
扉を開けると、みんながいつも通り楽しそうにしていて、
鋭児郎くんもいた。