第12章 友達と、友達のその先
好評で嬉しかった。あと、峰田くんとはじめておしゃべりした。出久くんと3人でだったけど。なかなかコミュ力もきたわってきた気がする。峰田くん、なんか様子が変だったけど、多分いい人だ。
最近欲がすごくて、クラスみんなと仲良くなりたいなぁなんて思ってしまう。
女子とは全員と喋れるようにはなったんだ!!
じゃあ、これからの目標にしよう!みんなと話して、みんなと友達になるんだ!
❁❀✿✾数日後❁❀✿✾
ホームルームの時に相澤先生は、とってもハッピーなお知らせをしていた。
「夏休み、林間合宿やるぞ。」
「「知ってたよー!!やったー!!!」」
なんと、林間合宿!!!友達と林間合宿なんて……夢みたい!!楽しいんだ!きっと!!
私が最高に有頂天になった時だった。
「その前の期末テストで合格点に満たなかった奴は……学校で補習地獄だ。」
無慈悲な現実を叩きつけられた。
そんなこと、言っている暇ではなかったんだ!!
「期末テストまで残すところあと一週間だが、お前らちゃんと勉強してるだろうな。」
「ひっ」
期末テスト、その言葉を聞いただけで背筋にぞくぞくぞくっと寒気がはしった。