• テキストサイズ

夢を叶える方法【ヒロアカ】

第7章 敗けて勝ってその後で




「ううん。どんなに苦しくてもあきらめない姿、超カッコよかったよ。」


出久は、いつものように、真っ直ぐ私を見て言ってくれた。


そんな、私、A組唯一の予選敗退者なんだよ?廊下で大泣きしたんだよ?閉会式終わるまで爆睡しちゃったんだよ?


何も出来なかったという悔しい気持ち。みんなの隣には立てなかったと悟り悲しい気持ち。自分への情けないという気持ち。


出久くんがカッコイイと言ってくれた、嬉しい気持ち。


色々な気持ちが重なって、涙が溢れて止まらなかった。


「あ、…なんでっく、ごめ、ひっく、」
「ひ、ひよこちゃ、あ、えっと……!」


ほらもう。泣いちゃったから出久くん困ってる。さっき散々泣いたでしょ?どんだけ泣き虫なんだよ……。


はやく涙、とまってよ。


「ご、ごめん、すぐにとめ…」


そう言おうとした時突然、暖かいなにかに包まれた。
/ 728ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp