【イケメン戦国】お気に召すまま【修正完了しました】
第4章 roasting
「三成くん、あとは自分で練習するね!」
「そんな、私の事など…」
「でも、これが終わったらまだ本を読まなきゃでしょ?
明日、成果を見せられるように頑張るから、ね」
部屋から無理やり追い出すように、背を押す。
三成くんは振り返りながら、申し訳なさそうな表情を浮かべた。
「では、お言葉に甘えて本日は失礼しますね…
千花様も、余り梱を詰めないで下さい」
「わかってる、遅くまで本当に有難う!」
手を振って見送る間も、三成くんは申し訳なさそうに度々振り返り去っていく。
長い廊下の先、その姿が漸く見えなくなってからため息をついた。
三成くんも頑張ってくれているんだ、もうひと踏ん張り…と、気合を入れ直す。
歩く時は膝上は動かさないように、静静と…そこではた、と、名案を閃いた。