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【黒子のバスケ】赤司様の初体験。

第2章 お誘い


ギュッと後ろから手を回す赤司くんに心臓が高鳴る。




「…さつきちゃんが凄いのも、赤司くんが凄いのも知ってる。
わたしとは全然違う才能を持ってて、その差を埋めることは出来ないってことも、知ってる。
だから赤司くんはさつきちゃんと…付き合った方が良いのかな、って」
「……馬鹿だな、千春は。
千春には千春にしか出来ないものがある。
桃井にも出来ない、だから俺が1軍のマネージャーにと進言したんだ。
それに俺は千春だから好きになったんだよ。
いつもひた向きで諦めない、そんな千春が。
好きだよ、千春」
「赤司くん…!
わたしも…好き」
「千春、こっち向いて?」




千春の顔をこちらを向かせ、その可愛らしい唇に口づける。
始めは優しくゆっくり、そして角度を変えて何度も啄むように。




「ん……」
「千春…」
「なぁに…?」
「今日は……このまま、シたい……」
「え…?」
「嫌なら嫌と言ってくれ…でないと………」
「嫌じゃ、ないよ…」
「え?」
「嫌じゃない。
まだちょっと怖いけど、赤司くんとするなら大丈夫な気がする。
だから……良いよ」
「ありがとう、千春。
優しくする」




赤司くんと付き合い始めて3ヶ月。
わたしが初めてなのもあり、赤司くんはわたしの心の準備が出来るまで待ってくれていた。




「千春…怖がらないで聞いてくれ」
「ん?」
「…俺も、初めてなんだ。
その…そういう行為が」
「え?」
「だから……」
「嬉しい…」
「え?」
「赤司くんの初めてに選んで貰って、嬉しい」
「良かった…。
不安にさせるんじゃないかって思って。
分からないことも多いと思うけど、俺に任せてね」
「うん、分かった。
よろしくお願いします」
「ふっ…よろしく、千春」




もう1度、優しく口づける。
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