【黒子のバスケ】カラフルの中で~限りある時を共に~
第4章 買い出しはご用心
『あっ、俺も一応モデルしてるんで、ファンの子を無下には出来なくて』
『そうだったの、道理でスタイル抜群だと思った』
『それはさんもじゃないっすか、ナンパなれしてる感じでしたけど、気をつけて下さいね?過激な奴は何するか分からないし』
『ん、ありがとう。気をつけるね。』
『ま、俺が一緒の時は安心して頼ってくれていいッスよ。』
『フフっ・・あっ、黒子君もお待たせしてごめんね。』
『いえ、僕も出ていこうと思ったのですが、黄瀬君に押し退けられました。』
『黒子っちは危ないからダメッスよ!怪我したら大変じゃないっすか~』
『僕も男として、さんを助けたかったです。』
『俺が一緒の時は俺に任せて下さいッス、黒子っちの事も俺が守りますから』
『遠慮します』
『即答!?何でッ!?』
何だかこの二人、見ていて和むのは何故だろうか?
と言っても、そろそろ移動しないとまずい。
周りを見れば女の子達数十人が彼ら二人を見て声をかけたそうにそわそわしている。
『帰ろうか、ちょっと周りがまずいから』
『そーすね』
『急ぎましょう』
3人は早足に荷物を担ぎ車へと戻り急ぎ帰宅をした。
『お帰り~早かったじゃん』
『まだ洋服しか買ってないの、それに寝巻きやバスパンも必要でしょ?それと好みの色や、好き嫌いも聞いたらまた買い物へ行くよ。』
『ok、なら今買ったものはリビング運ぶから』
リビングに皆集まってもらい買ってきた洋服とバッシュを渡すと皆唖然としていた、何故なら全てがお洒落な物な上某有名ブランドだったからだ。
『黄瀬君流石はモデルだね、センス抜群』
『そんな誉められると照れますよ~』
『・・おい、お前らこれはふざけてるのか?』
『はい?』
切れかかっている笠松の青筋を前に黄瀬がたじろいでいると、黒子もまた高額な買い物なだけに口を開けずにいた。