【黒子のバスケ】カラフルの中で~限りある時を共に~
第3章 相部屋って・・こいつと!?
『俺、黒子のバスケ・・つまり皆さんに憧れてバスケ始めたんで、尊敬してます。だからかな、素直になれるって言うか・・』
『翔、お前バスケすんのか?』
『うん、一応中学で全国ベスト5に選ばれたんだけど、高校では年功序列とかで公式戦に出して貰えなくて』
『はぁ?全国ベスト5ってお前やるな!』
『って高校のは意味不明なんだけど・・年功序列?実力が全てでしょ?弱い先輩が試合でて、負けたら意味ないし』
『・・黄瀬、テメェ先輩なめてんのか?ああ!』
『否否、笠松先輩の事は尊敬してるっすよ~』
『チッ』
『舌打ちしないで下さいよ先輩~』
今にも泣き出しそうな黄瀬を、呆れたように無視する笠松そんな二人だけど、二人の関係は羨ましかった。
(俺にも笠松さんのような先輩がいたらなぁ~)
『翔君、大丈夫ですか?』
『あっ、黒子君大丈夫って何が?』
『元気がないように見えましたので』
流石の観察眼に翔はドキリと胸を押さえた黒子のバスケセンスは尊敬しているし、好きだけど、何と言うか純粋で苦手だ・・。
翔は頬をかきながら笑顔で大丈夫だと答えると黒子から離れて行った。
『・・逃げられたな』
『青峰君、見ていたのですか?』
『あいつ、お前と少し似てるよな』
『そうですか?体格も性格もどちらかと言えば黄瀬君に近いように見えますが』
『ああ、そりゃ上部だろ。本音は見せてねぇなあれは』
『・・青峰君、たまに確信に迫る事言いますよね。勉強苦手なのに』
『勉強関係ねーだろッ!』
『・・でも、やっぱり僕とは少し違うように見えます。お姉さんをとても大切に思っているのは素敵ですが』
『あ~なぁ、あれはいい女だよなぁ、胸もでけーし』
『青峰君、変態発言やめて下さい。軽蔑します。』