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恋する田島様

第54章 夕焼けらぶ。




田島「よし!ここなら誰もいないぜ!」

連れてこられたのは、選択で美術をとっている人の作品が並べられた教室。

のぞみ「へー。油絵だぁ!」

田島「おー!すげーな!」

学校のいろんな場所が油絵で描かれている。

のぞみ「こうみると、うちの学校きれいだね。」

田島「おー。あっ!」

のぞみ「どしたん?」

田島「ほら!グラウンド!!」

のぞみ「ほんまや!めっちゃ上手いね。」

田島「お、花井じゃん。」

のぞみ「え、それ花井くんの作品!?」

田島「うん。名前書いてある!あいつすげーな!」

のぞみ「花井くんすごい!!美術もできるんだー、かっこいい!」

田島「ダメダメ!!」

のぞみ「ん?」

田島「なんで花井のことばっか褒めんのー?」

田島がムッとした顔をする。

のぞみ「嫉妬??」

田島「なんかのぞみが他の男のことほめるとむかつくってか不安になるってか…。んー!」

のぞみ「田島!あの…」

田島「ん?」

のぞみ「田島はさ、よく私のこと好きって言ってくれるじゃん?」

田島「うん!好きだもん!!」

のぞみ「っな// その…私も好きだから!」

田島「もっかい!!」

田島が目をキラキラさせながらつめよってくる。

のぞみ「…田島のことが好き!野球してる時もバカみたいにはしゃいでる時も全部全部すき!だから心配しないで…私が好きなのは田島だけだから。」

田島「のぞみ…」

田島に抱きしめられる。

のぞみ「わっ//」

唇にチュッとキスをされる。

田島「絵に囲まれてキスすんの、なんか興奮するー!」

のぞみ「なにそれー。」

田島「花井が書いた絵に見せつけてやろっと♪」

のぞみ「意味わかんなっ、ん!!」

喋っているところに田島が器用にキスをする。


田島「のぞみのやわらか… もっとしていい?」

頭がボーッとして言葉がでないかわりに田島のシャツをギュッと握る。

耳元で田島にささやかれる。

田島「やべ。好きすぎておさえらんねー。」




2人は窓から差す夕日に彩られ、甘いひと時を過ごした。
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