第7章 気づいた気持ち
「よっしゃぁあああああ!
そうと決まればモブリット、すぐにラガコ村に行こう。」
ハンジ分隊長は目をキラキラさせながら準備を始めた。
「あ、エルフィ。わたしたちは荷台に乗っていくからね。」
『は、はい。』
「壁に穴も開いてなくて巨人の姿が確認できないんだ。
・・・きっとラガコ村に行けば何かわかると思うんだ。」
『そうですね、わかりました。すぐに準備を始めます。』
わたしは準備を始める。
「・・・エルフィ。」
わたしはリヴァイ兵長に呼ばれる。
『はい・・・?』
「無茶はするなよ」
そういうとリヴァイ兵長はエルヴィン団長に頼まれたことをやるのか歩いて行ってしまった。
「・・・エルフィのことが大切なんだね。」
ハンジ分隊長は準備をしながらそう呟いた。
『きっと・・・腕が折れているか「・・・エルフィ。リヴァイのこと頼んだよ。」
『え・・・?』
わたしは第57回壁外調査のことを思い出す。
あの時はエレンのことを頼むよと言われていた。
『ハンジ分隊長、どういう・・・「さぁ。行くよ。」
わたしの声を遮るとハンジ分隊長は立ち上がりわたしの方を振り返った。
「エルフィ、わたしはいつでも君の味方だ。」
そう微笑むとリヴァイ兵長たちの方へと向かう。
わたしは慌てて後を追いかけた。
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