第6章 雨の降る日に
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わたしはリヴァイ兵長と2人で狭い部屋に来ていた。
あの後、わたしは有無を言わせず部屋に引きずり込まれた。
「っち、汚ねえ部屋だな。」
『あの・・・ニック司祭は・・・?』
「憲兵の人間が用意した部屋にいる」
『そ、そうですか・・・』
「お前は今すぐ風呂にいけ。」
じゃないと風邪ひく。そんな言葉を言うとリヴァイ兵長は上のジャケットを脱いだ。
『あ、いやあの・・・リヴァイ兵長からお先にっ・・・』
「・・・俺の言うことに従え。今すぐ行け。」
『は、はいっ・・・』
わたしは速攻で入浴を済ませた。
『ってか・・・服は・・・ど、どうしよ・・・』
濡れたままの服を着るわけにもいかず頭をフル回転させる。
『た、タオル・・・』
わたしは慌ててタオルを体に巻き付けると洗面所を飛び出し
リヴァイ兵長に敬礼をした。
『お、お先に失礼しました』
「・・・あぁ、俺も入ってくる」
心臓がドキドキする。
こんな感覚は初めてだ。
わたしは椅子に座る。
今日は疲れたな・・・。
次第に襲ってくる睡魔がわたしを襲う
・・・リヴァイ兵長を待ってないと・・・。