• テキストサイズ

【進撃の巨人】美しく残酷な世界で

第6章 雨の降る日に








女型・・・アニ・レオンハートの捕獲は成功した。




だが、作戦成功とは言い難いほどに死傷者を出し




そして、証言も聞けぬままアニは結晶に閉じこもった。





「う、ウォールローゼにっ・・・巨人が!!!!!





ウォールローゼが突破された模様です!!!」





・・・わたしは耳を疑った。




_____
_________
_______________






「あ・・・あのなぜウォール教の司祭が??」




わたしたちらウォールローゼの南区まで行こうとしていた。



わたし、エレン、ミカサ、アルミン
ハンジ分隊長、リヴァイ兵士長、ニック司祭は荷台に乗っている。




「あぁ!ニックとは友達なんだよ〜」




ハンジ分隊長はそう言うとニック司祭の肩に手を回す。




・・・やけに不自然だ。




「気にしない気にしない。この班の編成自体よく分からないこともあるんだし!ね?リヴァイ?」




「・・・いや、意味はある。エルヴィンがこいつらを選んだんだからな」




「開門!!!!!」





「ウォールローゼの状況がわからない以上、安全と言えるのはエルミハ区だけだ。



そこで時間を稼ぐ。行くぞ!!!」




「「「はっ!!!」」」




「・・・出せ」




「はっ!!!」




漆黒の中、わたしたちは一筋の明かりを頼りに馬を走らせた。





「おい、エルフィ。」




『は、はい』




「何故そんなに暗い顔をしている」





『か、壁の中に巨人がいたということは わたしたちは巨人によって巨人から守られていた・・・



ということですよね・・・



少し、怖くなりまして・・・。』





「・・・そうだな。」




リヴァイ兵長はそういうと足を組んだ。




「・・・壁の中に巨人がいることをニック司祭は知っていたんですか?」



エレンは声を荒らげた。



「あぁ、でも今までそれをずっと黙っていた。



彼は我々に同行し現状を見ても尚原則に従って口を閉ざし続けるのか。



自分の目で見て自分に問うらしい。」



/ 88ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp